ヘルニア

良性手術症例内訳

鼠径部(お股)のヘルニアは泌尿器科ではなく外科が担当科となります。鼠径部のヘルニアは、内鼠径ヘルニア・外鼠径ヘルニア・大腿ヘルニアの3つが代表的です。学童期までに発症する小児鼠径ヘルニアと成人してから発症する成人鼠径ヘルニアにも分けることができます。発症の原因はどちらも同じです。鼠径部の筋膜が弱くシャッター機能が失われることにより、小腸・結腸や大網などの内容物が脱出する(脱腸;ダッチョともいわれる)もので「おなかの壁」の病気です。腸が悪いのではありません。大人では弱った壁を人工物であるメッシュを用いて、からだの内側から補強する手術が治療法となります。残念ながら体外より圧迫するだけのいわゆる『ヘルニアバンド』は治療効果がありません。根治術式として前方アプローチと腹腔鏡アプローチがあり、患者本人の希望により選択されます。創部に水がたまる漿液腫(1-2か月の経過観察で消失する)や創部の痛み、創感染・再発(全体の1-3%位)などの合併症があります。
そのほかのヘルニアとして、腹壁瘢痕ヘルニア・臍ヘルニア(でべそ)・閉鎖孔ヘルニアなどがあります。
このようなヘルニアにより、小腸などが嵌頓しもどらなくなることがあります。腸管の血流障害・壊死を来したときは緊急手術が必要となります。

ヘルニア手術数の年次推移

  全症例  鼠径 大腿  腹壁瘢痕 閉鎖孔 その他 腹腔鏡下(再掲)
初発 再発 小児
 2008年 82 62 2 7 4 7 0 0    
 2009年 85 63 5 5 4 8 0 0    
 2010年 101 71 3 10 4 11 2 0    
 2011年 128 88 4 14 10 6 3 3    
2012年 95 68 4 7 4 6 4 2    
2013年 100 84 1 3 7 5 0 0    
2014年 113 95 2 2 7 3 2 0 2  
2015年 100 71 3 2 3 7 4 7 3  
2016年 95 74 6 1 1 9 0 3 1  
2017年 92 76 1 1 8 2 2 1 1  
2018年 83 69 0 3 4 2 2 3 0 7
2019年 97 80 0 1 4 5 4 3 0 11
2020年 61 48 1 0 4 6 1 1 0 15
2021年 92 73 1 0 5 9 3 1 1 27
2022年 113 87 7 0 9 5 2 2 1 29
2023年 104 91 2 0 5 3 3 0 0 36
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