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「談山神社」

　談山の名の由来は、中臣鎌足と中大兄皇子が大化の改新の談合をこの多武峰にて行い、後に「談い山（かたらいやま）」「談所ヶ森」と呼んだことによるとされます。
　鎌倉時代に成立した寺伝によると、中臣鎌足の死後、長男の定恵が唐から帰国後、父の墓を摂津安威の地から大和のこの地に移し、十三重塔を造立したのが発祥です。

撮影　在宅介護支援センターなでしこ　米山　理恵子

　肺癌の治療に関しては、近年、外科治療、内科的治療（腫瘍の遺伝子異常を調べて薬を選択）、放射線治療（ピンポイントの照射や粒子線治療など）、免疫治療など目覚ましい進展を遂げています。外科治療では胸腔鏡手術が一般的になり、ロボット手術も広がりつつあります。
　当院では、完全鏡視下手術を行っておりますが、胸腔鏡下の手術では、①切開創が小さい、皮下組織・筋肉の切離が少ない、肋骨を切らないですむ、②カメラ・ライトが付いていて手術視野が明るい、③手術後の痛みが少ない（離床が進む→合併症の予防→早期に退院ができる）、④術後化学療法も可能、⑤術後の免疫能力が保たれるなどの利点があります。麻酔科との連携もあり浸襲の少ない手術・痛くない手術が行えるようになり、早期離床、早期退院を実現でき、術前と同じように日常を送れるようになってきています。
　また、高齢者の肺機能低下症例に対する手術も安全に施行できるようになりました。さらに呼吸器内科・放射線科とチームを組んで進行肺癌・縦隔腫瘍に対する集学的治療も行っています。気道狭窄に対しても、患者様にとって最良の治療（ステント治療など）が行えます。加えて最近は早期の肺がんが発見できるようになり、そのためにより根治の可能性がupし、手術を先行した場合でもその侵襲が少ないため、他の治療を追加することも可能になりました。肺癌に対しては早期発見で根治的治療を。

　冬季平昌五輪はフィギュアやスピードスケート、スキージャンプなど日本のメダル獲得が話題になりました。しかし、ドーピング検査で禁止薬物のアセタゾラミドが検出したこともニュースになりました。
　ドーピング検査の対象になる成分を含有するものは身近なところにたくさんあります。例えば、エフェドリンはβ₂作用薬に分類される成分です。エフェドリンは、気管支を広げ、咳を止めることで呼吸を楽にしますが、興奮作用もあり競技のパフォーマンスを高める作用があることから禁止薬物に指定されています。エフェドリンは麻黄という生薬に含まれており、葛根湯などの風邪薬に使用されているため、葛根湯はドーピング検査の対象になっています。
　葛根湯の他にもドーピング検査の対象になる成分を含有する市販薬は、多く販売されています。禁止薬物は競技の種類などによっても規制が異なります。　また、ドーピング規制に詳しい薬剤師であるスポーツファーマシストはアンチ・ドーピングについて啓発活動や情報提供を行うことで、ドーピング検査に不本意に陽性が出てしまうことを防いでいます。
　アンチ・ドーピング機構のウェブサイトには、ドーピング検査の対象になる医薬品の一覧が載っています。興味がある方は、ご覧ください。

　みなさん「スロートレーニング」（以下、スロトレ）という言葉をご存知でしょうか？文字通りゆっくりした動作で行う筋力トレーニングのことです。筋力トレーニングというと、重たい物を持ちあげたり、特別なマシンを使わなくてはならないといったイメージがありますが、スロトレの多くは、自分の体重を使って行えるため、気軽に実践することができます。また、高負荷な運動は行わないため、関節への負担や、血圧の上昇が少ないといわれています。そのため、高齢者や重い重量を扱うことに抵抗のある女性におすすめのトレーニングだと言えます。
　では、なぜスロトレで筋力が増えるのかというと、筋肉にゆっくり負担をかけ続けることで、筋肉の中は血流不足に陥ります。すると、筋肉が強い運動を行っていると思い込み、筋肉の成長に必要な、成長ホルモンの分泌が促進すると言われています。これによって少ない負荷でも筋力が増えると言われています。
　ここでスロトレのポイントを紹介させていただきます。①正しい姿勢②ゆっくりとした動作（約３秒かけて上げ、３秒かけて下げる）③ノンロックこの３点がポイントとなってきます。ノンロックとは、関節を伸ばし切らない、曲げ切らない状態を保ち、筋肉に休みを与えない方法のことです。スクワットを例にすると、３秒かけてしゃがみ、３秒かけて立ち上がる際、膝を完全に伸ばし切る直前で、しゃがむ動作に移る。つまり、筋肉に負荷を与え続け、筋肉を緩めないのがノンロックです。スロトレはスクワット以外にも様々なトレーニングに応用できます。インターネットや書籍にも参考にできるものがありますので興味のある方は、ぜひスロトレを活用してみてください。