臨床工学技士とは

　医療の進歩にともない、様々な高度な医療機器が使用されています。それらを安全に使用するには、医学の知識だけでなく工学の知識も必要となってきます。
そのために臨床工学技士という職種が誕生しました。
  臨床工学技士は医師の指示の下で生命維持管理装置の操作、および保守点検を行うことを業務としています。生命維持管理装置とはその名の通り生命を維 持、管理するための装置であり透析装置、人工呼吸器などが上げられます。
当院では４名の臨床工学技士で業務を行っています。

主な業務

血液透析業務

  透析室では主に腎不全患者さんの治療を行っています。臨床工学技士の日々の仕事は透析液の濃度管理、透析装置の管理、ダイアライザーなどの消耗品の管理、患者さんへの穿刺などを行っています。

その他の浄化業務

透析業務の他には持続緩除式透析濾過（CHDF）、顆粒球吸着療法(GCAP）、血漿交換（PE）、血液吸着（DHP）、エンドトキシン吸着、腹水濃縮再静注療法などの浄化業務も行っています。

ME機器管理業務

　院内で使用されるシリンジポンプや輸液ポンプ、除細動器、人工呼吸器の定期点検などを行っています。