腹部救急手術

腹部救急手術

当院はうるわし大和は奈良県の東和2次医療圏に属し地域医療病院の役割を果たすために、開業医よりの紹介・近隣の病院よりの紹介・救急搬送患者を極力受け入れるとともに、麻酔科・手術部と外来救急部担当の看護師の協力を得て下表のごとく年間80-140例の緊急手術を行っている。
平成27年4月より始まった奈良県「中南和及び東和医療圏の一部における重症腹症(腹痛・吐下血)救急患者受け入れネットワーク」に済生会中和病院は参加している。このネットワークは腹痛・吐下血救急搬送患者の円滑な受け入れをめざし奈良県立医科大学附属病院を中心として13医療機関が参加しており、奈良県・奈良県広域消防組合と協議のもとに運営されている。
近年認知されてきたAcute Care Surgeryは外傷外科・救急一般外科・外科的集中治療からなる。このうち多数を占めるのが腹部救急手術であり、当外科手術症例の3割を占める。卒後3-5年の外科医が主に主治医かつ術者となり、腹部救急症例の初期・重症度診断・手術を含めた治療方針決定を上級医とホウレンソウ;報告・連絡・相談し、絶滅危惧種となりつつある若手外科医を温かく見守りながら育成している。

腹部救急手術症例 穿孔性腹膜炎 急性胆嚢炎 イレウス 急性虫垂炎 ヘルニア嵌頓 肛門疾患 創哆開 術後出血 その他
上部 下部
2008年 85 13 37
2009年 105 17 45 14
2010年 116 13 14 18 48
2011年 124 17 26 42 12 12
2012年 111 19 17 16 41
2013年 130 12 22 16 50 15
2014年 142 23 24 18 49 12
2015年 137 18 22 13 53 10
2016年 90 15 10 30
2017年 115 15 20 15 44
2018年 103 27 19 33
2019年 84 13 17 18 21
2020年 119 13 34 13 42
2021年 143 12 42 15 55 11
2022年 118 12 38 11 38 13

全手術及び腹部救急症例数に占める若手外科医症例数とその割合

全手術症例数:A 若手外科医師数 若手外科医症例数:B B/A 全腹部救急症例数:C 若手外科医腹部救急症例数:D D/C
2008年 566 1名 111 19.6% 85 32 37.6%
2009年 568 1.5名 164 28.8% 105 52 49.5%
2010年 574 2名 202 35.1% 116 64 55.1%
2011年 559 2名 247 28.8% 124 80 64.5%
2012年 605 2名 236 44.1% 111 72 64.8%
2013年 624 2名 270 43.2% 130 93 71.5%
2014年 665 1.75名 259 38.9% 142 84 59.9%
2015年 682 1.75名 169 24% 137 60 43.7%
2016年 600 2名 202 33% 90 36 40%
2017年 667 2名 246 36% 115 65 56%
2018年 589 1.5名 205 34% 103 77 74%
2019年 623 1名 153 24% 84 36 42%
2020年 574 1名 142 24% 119 63 52%
2021年 677 1名 157 23% 143 76 53%
2022年 658 1名 148 22% 118 50 42%

 

受付のご案内

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受付時間

初診 午前 8:30~11:30
再診 午前 8:00~11:30
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休診日

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創立記念日 5月30日
年末年始 12月29日〜1月3日

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