院内誌まほろば65号

表紙

特別史跡平城宮跡

「第一次大極殿正殿復原整備」

 

大極殿は平城京の北側中央に位置した「平城宮」の中心であり、天皇の即位式や元日の朝賀などの国家的儀式が行われる最も重要な建物だったとされる。
平城遷都は西暦710年に行われたが、大極殿はその5年後に竣工したとされ740年の恭仁京(くにきょう)遷都に伴って恭仁京の方へ解体、移設されてしま う。そのため、745年に都が再び平城京に戻されたとき、元の位置の東側の区画に新しく大極殿が建てられた。このように2ヶ所に大極殿の遺構が存在するた め、最初の大極殿を「第一次大極殿」、その後に建てられた大極殿を「第二次大極殿」と呼んで区別している。
第一大極殿は南北320m、東西180mの範囲を築地塀で囲まれた
「大極殿院」の中の正殿であり、その背後には後殿があった。そのため、正確には「第一次大極殿正殿」と呼ばれている。

撮影/診療情報室 岡田真一


 こんにちは☆今回は泌尿器科が担当です。泌尿器科というと、尿路感染症、膀胱癌、前立腺肥大症、前立腺癌、腎癌等の疾患を連想される方が多いのではないか と思いますが、今回は少し違った領域のお話をいたします。  「更年期障害」。この言葉は主に女性におけるmenopauseに伴う症状として使用されてきましたが、約7-8年前よりマスコミを通じて男性更年期障 害という言葉が世間に認知されるようになりました。前期更年期の患者はストレス性心身症症状の割合が多く、後期更年期から熟年期では主としてアンドロゲン 減退症状が前面に出てくる場合が多くなってきます。特徴的な症状には①精神、心理症状(落胆、抑うつ、苛立ち、不安、神経過敏、生気消失、疲労感)、②身 体症状(骨・関節・筋肉関連症状、発汗、ほてり、睡眠障害、記憶・集中力の低下、肉体的消耗感)、③性機能関連症状(性欲低下、勃起障害、射精管の減退) があり、このように男性更年期障害の病態は複雑であり、必ずしもアンドロゲンの低下のみで説明できないことが多いとされています。すなわち、内分泌異常を 伴わない男性更年期障害も存在し、これらは古典的に精神科領域の疾患とされてきました。一方、加齢男性性腺機能低下症候群の一症状としても男性更年期障害 は当然起こりえます。これら病態が複雑であるがゆえに、日本泌尿器科学会および日本Men`s Health医学会において「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)診療の手引き」が作成され、“Healthy aging for Men”を目指し診療が行われています。


 「がんはワクチンで予防できる時代へ」このフレーズをみなさん、CMなどで一度は耳にされ、驚かれたのではないでしょうか?  サーバリックスは、日本初の子宮頸がんの予防ワクチンです。子宮頸がんは子宮の入り口付近、子宮頸部にできるガンで、日本では年間に約3,500人が子 宮頸がんによって命を失っています。  子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染であり、多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。発がん性 HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると言われる程、ありふれたウイルスです。感染しても多くの場合、感染は一時的で、ウイルスは 自然に排除されますが、感染した状態が長く続くと、子宮頸がんを発症することがあります。 サーバリックスは、すべての発がん性HPVの感染を防ぐものではありませんが、特に子宮頸がんから多く見つかるHPV16型と18型の感染をほぼ100% 防ぐことができ、日本人子宮頸がん全体の70%以上を予防できると推定されています。  また、感染から発症まで数年~十数年かかることから、感染する前の10代前半に予防ワクチンを接種することがより効果的です。 十分な効果を得るためには3回の接種が必要で、費用は1回約1万4,000円、3回で約4万2,000円となります。  サーバリックスで予防できない子宮頸がんもありますので、ワクチン接種とともに定期的に検診を受けることが大切です。


 卵が先か、ニワトリが先か、昔から言われていることですが、どちらでしょうか?  ニワトリが卵を産み、ヒヨコがかえるように卵はヒヨコが成長するための必要な栄養成分を全て持っています。そしてその成分を人間である私たちも食事でた くさん恩恵を受けています。  卵は、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど老化や生活習慣を予防する成分を多く含みます。また、卵黄に含まれるコリンは脳を活性化してボケの予防に有効だ とされ、卵白に含まれるリゾチームは体の免疫力を高める効果があるとされています。日本人は生やボイル炒め物や揚げ物など卵をいろんな調理方法で食べてき ました。健康食である日本食に栄養価の高い卵を使えば、バランスの摂れた食生活を送ることができます。また卵黄に含まれるレシチンやオレイイン酸は血液中 の悪玉コレステロール値を減らします。コレステロールが高いイメージの卵ですが、意外な事実です。しかし、コレステロールは下がれば下がるほどいいもので はなく、一日の摂取量に基準値があり、卵ですと一日1~2個食べることで十分摂れて理想的といえます。ただ悪玉コレステロール値のやや高めの人や脂質異常 症の人は体内でのコレステロール調整がうまく出来ないことが考えられるので、摂取量に充分注意しましょう。  さて、卵が先か、ニワトリが先かどちらでしょうか…?


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 今回は、五十肩についてお話したいと思います。  五十肩とは、「夜、肩の痛みで何度も目が覚める」、「腕がだるくて動かしにくい」などの症状を訴える中高年に多い運動器系疾患の俗称であり、1960年 代までは四十肩と呼ばれるのが一般的だったそうです。  肩の動きが制限される為、「洗濯物を干せない」、「シャツを着たり脱いだりするのがつらい」、「髪を結うのが難しい」など、日常生活に大きな困難をもた らします。  原因については諸説有り、はっきりと特定はされていませんが加齢に伴って起こる現象であることは確かなようです。経過については状態によって変わります が、起こり始めは痛みが強く、その後徐々に軽くなるものの、動きの制限が残り、正常な状態に戻るまでには、半年から1年もの時間がかかることが多いようで す。  では、発症後の注意点についてお話します。まず、肩の痛みが続く時は、自己判断で五十肩と決めつけず、必ず医師の診断を仰ぐようにして下さい。何らかの 損傷・疾患の可能性もあり肩の痛みイコール五十肩と考えるのは危険です。次に、発症後の対処法についてですが、特に急性期、激しい痛みを伴う時には症状の 増悪を防ぐため無理に動かさないようにしましょう。また、痛みのピークが治まってくる時期には、無理のない範囲まで動かすように努めることが可動域制限を 残さない為に大事となります。


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