院内誌まほろば57号

表紙

「仏隆寺」

 

 仏隆寺は奈良県宇陀市榛原区の山間にあるひっそりとしたお寺で嘉祥3年(850年)空海の高弟・堅恵(けんね)によって創建され、真言宗室生寺末寺に属 し、本尊十一面観音菩薩立像は聖徳太子の作といわれています。七堂伽藍の立派なお寺で、室生寺の南門として極寺と末寺の関係にあります。彼岸花は境内へ上 がる参道にあり、約200段もの石段の両側が、鮮やかな真っ赤な色で染まります。

 

撮影/医療情報室  奥田 泰弘


 今まで近視矯正手術は合併症などの問題もあり、あまり普及しませんでしたが、LASIKが登場して以降、急速に広がっています。この手術は薄い刃で、角膜 を一層剥いで(フラップ形成)、レーザー照射により実質を削り、その後フラップを戻すという方法で、近視及び乱視の矯正を行います。現在、奈良では2施設 でしか行われていませんが、大阪や京都の都市部ではかなり多くの施設があるようです。
 ただ、誰でも受けられるわけではなく、年齢は20歳以上(施設によっては18歳以上)で、強すぎる近視や乱視、薄い角膜も適応外です。他の眼疾患、全身 疾患にも注意が必要です。欧米で広く行われるようになってまだ10年、日本では5、6年の技術ですので、長期成績は不明です。もっとも、白内障の手術も最 初はそうでしたし、最新医療というのは全てそんなものかも知れませんが。
  また、医療保険の適応にはならず、実費で15万~30万程度かかります。さて、その上でこの手術がお勧めかどうかということですが、結論はなんともい えないです(笑)。個人的には眼鏡やコンタクトで不自由はあまり感じませんし、最近はTVなどの影響か、若者の中でファッションとしてかけるのも流行って いるようです。健康な体にメスを入れるなんて、と思いますが、私の友人は両眼同時に手術を受けて、その翌日に外来(受診ではなく診療!)をしていたらしい ので、私のような考えは前世紀のものかも知れません。まあ、もし何か御相談があれば眼科外来までどうぞおこしください。ちなみに当院ではLASIKは行っ ていませんので、念のため。


 静脈に血栓が形成される病態の総称である“静脈血栓塞栓症”は、手術後や出産後、急性内科疾患など、すべての診療科の入院患者で発症する可能性があります。
飛行機などでの長時間の移動中に発症する、いわゆる“エコノミー症候群”も静脈血栓塞栓症の一病態です。
  このような静脈血栓塞栓症の中でも特に、整形外科における股や膝の関節の手術の後は、下肢の静脈に血栓ができる「深部静脈血栓症」の発症率が高く、こ れまでも手術後の早い段階から、薬物などを使った予防が行われていました。具体的には、ワルファリンやヘパリンといった薬剤を使用し、血液凝固に関係する 因子を阻害するのですが、その因子を阻害する範囲が広いため、副作用として逆に出血のリスクが高まることが問題があります。
  そこで、これらに新たな選択肢としてアリクストラ(成分名:フォンダパリヌクス)が追加されました。アリクストラは、血液凝固因子をより選択的に阻害 するため、ワルファリンやヘパリンに比べ、出血のリスクを減らすことが可能であると考えられています。さらに、効果の持続時間がヘパリンに比べて長いた め、1日1回皮下投与で効果が発揮されます。新しい薬剤のほうがより安全で効果があると思われがちですが、どんな抗凝固薬にも出血傾向が出現する可能性が あることを、つねに頭に入れておかねばなりません。


 「食欲の秋」の到来です。厳しい夏の暑さを乗り越えて、減退していた食欲が増進する時期となります。
  何でも美味しいと思えるこの季節にあえて食生活を見直してみることは、生活習慣病の危険因子を取り除くことになり、秋だけでなく一年を通して健康的な 体を作る土台ともなるでしょう。食生活を見直すことは、食事の質と量に他なりません。質が摂れていても量が多すぎたり、量は少ないが栄養も欠落しているよ うでは食事について正しく向きあっているとは言えません。量が多いが栄養バランスが摂れていないということも多いです。
  まず見直すべきは質です。食欲の秋は収穫の秋でもあります。四季に恵まれた日本は古来色んな収穫物に恵まれた地域でもあるので、一度地元でとれる野菜 や魚肉に目をむけるのもいいことかもしれません。スーパーにあっても季節のものに目を向け、調理してみよう、食べてみようと考えること、実践することも大 事です。調理したものは、おかずだと3皿よりも2皿、2皿よりも1皿しか作らなかった場含、また大皿に数入分まとめて盛ると、ついつい食べる量が過多に なってしまいますが、質と同じく量も意識する習慣をつけましょう。食事の中身を意識することは大変なことと思う場合もありますが、しかし家族や地域を見渡 すきっかけにもなり、より良い社会をきずくための自分からの一歩ともなるでしょう。


 当院では、平成13年より医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士で構成される糖尿病教育入院プログラムが開始となりました。また特殊外来として平 成18年からは糖尿病外来も開設されました。糖尿病指導には3名の理学療法士が携わっています。糖尿病教育入院プログラムでの理学療法士の役割としては、 2日目から最終日の5目まで朝9時から病棟においてラジオ体操を行っています。そして3日目には実技を交えながら運動療法の講義を行なっています。リハビ リテーション室での実技ではセラバンド(ゴムチューブの一種です)を用いた自宅で出来るレジスタンス運動(筋力を向上させることが目的のトレーニングで す)及びストレッチの指導を集団で行なっています。
セラバンドを用いたトレー二ングの具体的な例として、
①胸を広げるように左右に引っ張る
②背中を洗うようにして持ち、上になっている腕を伸ばす
③お尻に敷き腕を上げる
④足に括りつけ膝を伸ばす
というものがあります。
またレジスタンス運動の他に膝などに痛みがありウォーキングが出来ない方に対し、座位で大きく腕を振りながら足踏みしてもらうなどの指導する場合もあります。
 糖尿病外来では医師からの指導内容に沿って、生活背景・痛みなどを考慮しながら、個別の運動指導を行っています。糖尿病の話を聞きたいと言う方が周囲にいらっしゃったら是非とも糖尿病外来へとお誘いください。


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