院内誌まほろば52号

表紙

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「ハマクマノミ」 Amphiprion frenatus

 

 スズキ目スズメダイ科、奄美大島以南のインド・西部太平洋のサンゴ礁の浅所に分布。
タマイタダキイソギンチャクに共生し、鮮やかな朱色で成魚の大きさは約7~9Cmとなる。色鮮やかな方はオスで、メスはオスより体が大きく、体色も黒ずんでいる。幼魚の頃は白い線が2、3本あるが、成長につれて後ろの方の線が消えて一本になる。

 

撮影/南館6階  瀧住 幸恵
沖縄慶良間(けらま)諸島にて


 白血病とは血液のがんで、骨髄の中の造血幹細胞が腫瘍化し、無限に増殖する病気です。白血病になると正常な造血機能が低下し、貧血や感染症による発熱、出血症状などを認めるようになります。
  わが国の白血病の発症率は年々増加傾向で、人口10万人あたり年間10人前後と考えられており、子供や若い人においては、最も発症頻度の高いがんです。ド ラマの悲劇のヒロインが患う不治の病として白血病がよく使われるのは、このためでしょうか。確かに3、40年前までは、白血病といえば死の病でした。しか し治療方法が進歩し、成人急性骨髄性白血病の30から40%は治癒し、小児の急性リンパ性白血病では、70%に治癒が期待されています。
  急性白血病は大きく、急性骨髄性白血病と、急性リンパ性白血病に分けられ、さらに急性骨髄性白血病は、MOからM7までの8つのタイプに分けられま す。このなかでM3と呼ばれる急性前骨髄性白血病はDICを合併しやすく、出血症状が強いのが特徴ですが、1988年に中国で活性型ピタミンAである ATRAという薬を服用させたところ、90%以上の患者さんが寛解となり、その後欧米や日本でもその効果が確認されました。今ではM3に対する第一選択薬 となり、化学療法と併用することで、約70%以上の患者さんに治癒が望めるようになりました。一方、慢性骨髄性白血病に対して2001年にグリベックとい う経口薬が発売されました。この薬は病気の原因となっている異常遺伝子が作る蛋白の活性を特異的に阻害します。長期投与の効果はまだ不明ですが、画期的な 治療として期待されています。
  不治の病といわれた白血病も近年医学の進歩により、完全に治癒する患者さんが増えてきました。
もちろん現状では、すべての白血病が治るわけではありませんが、一人でも多くの患者さんが助かるように、今後も努力していきたいと思います。


 昨年、一大ブームを巻き起こした寒天。寒天のルーツは、平安時代、遺唐使によって海藻の煮汁を固めて作る「ところてん」の製法が、中国から伝わったことに 始まります。江戸時代になり、ところてんを屋外で凍結させ、水分を抜いた干し物を作ったことから、寒天が出来上がりました。戦後、粉末寒天、フレーク寒 天、糸寒天、可食性フィルムなど、様々な形態の寒天が登場しました。寒天はテングサやオリコノリ等の海藻だけを原料として作られるため、植物性の水溶性食 物繊維が多く含まれています(100gあたり74.1g含有)。植物の細胞に含まれる水溶性植物繊維は、その名のとおり水に溶けますが、入間の体内で吸収 されることなく、ゲル状に固まる性質を持っています。粘度が高いまま腸内をゆっくり移動し、栄養素の吸収をおだやかにしてくれるため、糖尿病や動脈硬化の 予防効果があると注目されるようになりました。また、寒天はノーカロリーな上、100倍もの水分を抱えるため、おなかの中で量が増え、少量でも満腹感が得 られるダイエット食品としても優れています。。


 ステロイド(副腎皮質ホルモン)外用薬は、皮膚に起きている火事(炎症)を消す役割をもつ薬だと理解ずればよいでしょう。そして、この薬はその効果の強さ により、何段階かのクラスに分かれます。そのクラスは、抗炎症作用の強い順に上位からストロンゲスト、べリーストロング、ストロング、マイルド又はミディ アム、ウイークの5つのクラスに分かれます(表1)。又、クラス別の使い分けは、疾患の種類、塗布部位、塗布面積、年齢によって検討します(表2)。又、 皆さんはステロイドと聞くと、副作用が心配だからと使用をためらう人がいると思いますが、外用薬として用いる場合には、体に吸収される量はさほど多くない ので、副作用が出ても、ほとんどの場合は薬を塗った局所にあらわれます。局所の副作用としては「感染が起きやすくなる、皮膚が萎縮ずる、多毛」などがあり ます。また、全身への副作用もまれにはありますが、軽度のものがほとんどです。ただこのような副作用が出た場合でも、使用を中止するなど、適切に対処ずる ことで回復します。用いる部位に合わせて、適切な強さの薬を用い、皮膚の炎症が抑えられたら使用をやめる。こうすることで、副作用を最小限に抑え、効果を 最大限に引き出ずことができます。

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